若いからと油断は禁物です

健康的に年を重ねるということは、単に病気にかからず年を重ねるということではありません。もちろん、病気がないということはとても大切なことなのですが、生活の質を上げて、体と心が健康で見た目も美しく年を重ねることを総合して「健康的に年を重ねる」といえるのです。
年をとることは誰にも止めることが出来ず、細胞や組織の衰えを止める術はありません。しかし、衰えのスピードを遅くすることは出来ます。
目的地への交通手段に新幹線を選ぶのか、各駅停車の電車を選ぶのか。自動車を選ぶのか。どれを選んでもいずれは目的地に到着するのですが、自動車では時間が掛かります。旅行ならば新幹線を使う方が時間の節約になりますが、年を重ねるということに置き換えると、目的地へ到着する時間は遅い方が良いですね。同じ60歳の人で、新幹線に乗ってきた人の体と見た目の年齢は65歳。各駅停車の電車に乗ってきた人では60歳。自動車に乗ってきた人では50歳。その差が生活の質にも影響を与えてしまうといっても良いのです。
では、自動車に乗って年を重ねるにはどうすればよいのでしょうか。その答えは、自分自身の体の状態を知ってバランスの良い体を保つことです。
骨・血管・筋肉・肌・神経といった、年齢と比例して弱ってくる体の組織の状態をチェックして、他の組織や部位と比べて弱っている部分があれば、それを補って強化するための生活習慣に改善していけば良いのです。
若いうちは自分の体のどこに弱点があるのかということに気がつく人はほとんどいません。回復力も早いので少々の無理が出来てしまうからです。では、弱点に気がつかないのであればどうすればよいのか。答えは簡単です。生活習慣を正しい方向へ変えていけば良いのです。
今まで当たり前に思っていた生活習慣を見直すことで、今の健康と美を手に入れられますし、将来、年を重ねるスピードを遅くすることが出来ます。
生活習慣がきちんとしているという前提の上で、体のここが弱点だなと気付いたら、弱っている部分を強化していくことが大切です。
今、骨粗鬆症の老人が増えていることが問題視されていますが、若いうちにカルシウムをしっかりと摂取しなかった人が骨粗鬆症にかかるのだそうです。このように、若い時にこうすれば良かったと後悔しても遅いのですから、早め早めに生活習慣の改善と弱点の強化に心掛けてください。若い勢いで新幹線に乗っても後悔するだけなのです。