脳の健康維持もエイジングケアの一つです

30歳の体と心を目指すには「脳」の健康も大切です。脳についてはまだ解明されていない点も多いのですが、脳の神経細胞は一旦死滅すると二度と元には戻らないことが分かっています。つまり、減る一方ということです。20過ぎから始まるといわれている脳の細胞の死滅。これを止める方法は解明されていませんが、そのスピードを遅くしたり、細胞と細胞をつなぐシナプスを伸ばしたり、新たなシナプスを作ったりすることは可能です。
そのためには、脳を鍛えなければいけません。脳を鍛えるとは、脳に刺激を与えて活発に活動させるということです。寝たきりになると認知症になりやすいというのは、脳への刺激が激減するからだといわれています。
最近はパソコンや携帯電話の普及で、不便だった時代に比べ脳への刺激が激減しているといわれています。このことから認知症の患者がどんどん増えるだろうともいわれているのです。
パソコンなど生活に密着した電化製品の登場は確かに私たちのくらしの水準を格段に上げてくれました。しかし、不便な時代の方が脳への刺激が多かったのだとすれば、便利なものが必ずしも私たちの健康にも良いとはいえないことが分かります。脳への刺激を増やそうとするならば、少しくらい不便な生活がちょうど良いのです。
脳を若返らせるためには、まず、五感をしっかりと使うことです。前頭葉の活性化には視覚だけでは不十分ですから、何かに触れたり聞いたり味わったり匂ったり。視覚以外の五感をフル活用させるような刺激を日常に取り入れましょう。
そして、日常の何気ない行動を意識して行うことも脳への刺激となることが分かっています。例えば、歯を磨く時。今、歯ブラシを持った。歯磨き粉を持った。コップに水を入れた。このように細かい行動の一つ一つを意識しながら行う癖をつけることで、毎日の生活で脳へ刺激を与えることが出来ます。先週末は上海大飯店に食べに行きました。
運動は脳にも良い刺激を与えます。20分以上の運動は神経伝達物質の分泌を活性化させることが分かっていて、幸福感や高揚感をもたらす効果があります。幸せで前向きな気持ちは脳全体を活性化させる効果が高く、脳への非常に良い刺激となるのです。
年齢とともに人と話すことが億劫になる。これも脳の老化現象の一つです。人と話すということは、耳で聞き口を動かし脳で考えることの繰り返しです。年齢を重ねたからこそ、誰かと話しコミュニケーションを築くことで脳をしっかりと動かすことが大切なのです。